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みんなで教科書を作ったらどうなるか

先日、こんなニュースがありました。

大学生が高校の教科書を作成、検定に合格し授業に採用ITmedia 2013年1月15日)
大学生が教科書発行・・・検定合格(読売新聞 2013年1月29日)

こういう教科書があったらいいな」との思いから、自分で教科書を執筆し、しかもそれが文部科学省の検定に合格して、高校で採用されたとのこと。
著者の山下氏はまだ若い方なのに、すごいですね。
個人で教科書を書くのは、想像以上に大変だと思います。その教科、その分野を本当に理解し、しかもそれを他人が読んでわかるように記述しなければなりません。
私も学生時代、好きな教科はありましたが、とてもとても人様に教えられるほど理解はしていませんでした。


ここで、雑想がひとつ浮かびます。
一人で一つの教科(分野)をカバーするのは難しい。
じゃあ大勢が「自分の得意な問題」「とっておきの解答法」を持ち寄れば、一風変わった参考書になるのでは・・・?
年号の奇抜な覚え方。
理解を助けるための、うまい例え話。
この問題は、こう考えればわかりやすいよ!
という、かつての受験生たちの秘伝の技を、Wikipediaのように共有できればおもしろいサイトができるんじゃないか?

・・・などと妄想して検索してみたところ、同じようなコンセプトのサイトがすでにありました。

マナペディア 中学・高校「マナビ」(学習)共有サイト

まだ開設されて間もないようで、投稿量はそれほど多くはありませんが、きれいで見やすいサイト。今後の展開が楽しみです。


教科書・参考書というイメージからは離れていきますが、わかりやすさに重点をおいて、砕けたアイデアを集積するサイトもおもしろいかもしれません。
◯◯の歴史を10枚の図で表すとこうなる、とか。
この洋楽◯◯曲で単語帳の40%をカバー!とか。
◯◯の流れを理解するための10のエピソードとか。
(これじゃブログのタイトルっぽいか・・・)


勉強法の共有には、もちろん不安な点もあります。
単なる試験のためのテクニックが共有されるだけで、その子の本当の実力アップには結びつかないかもしれません。
自分でウンウン唸って考えて、時間をかけて自分なりに理解するほうが、真の意味での糧となるのは間違いないとも思います。
ですが、現実問題として、苦手な分野でつまずく ⇒ 授業についていけなくなる ⇒ 自信をなくす ⇒ 学校の勉強そのものへの興味を失う、という「負のスパイラル」にはまっている子も、少なからずいるのではないでしょうか。
単なる試験用のテクニックでもいい。それで試験の点数が上がって、勉強への苦手意識が軽減され、負のスパイラルから脱出できるのなら、私は結果オーライだと思います。


「教科書にはこう書いてあるけど、この問題はこう考えたほうがわかりやすいよ!」
そういったささやかな発明・発見をみんなで持ち寄れば、きっとおもしろい『教科書』になると思います。
文部科学省の認定は、もちろんもらえませんが・・・。