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おもちゃの物語が子どもの創造力を刺激する

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小さい頃、私はよくおもちゃで遊びました。

レゴやゾイド、ガンダムのプラモデル、ミニ四駆などなど・・・

家にはファミコンもありましたが、実際に手にとり、走らせたり、動かせたりする喜びは、TVゲームでは味わえないものだったと思います。

 

そして、それらのおもちゃが登場するアニメ・マンガにも、どっぷりハマりました。

ガンダムは、原作はもちろん派生したマンガや小説も読みましたし、ミニ四駆も『ダッシュ四駆郎』『ミニ四トップ』に夢中になりました。

ゾイドにも『ゾイドバトルストーリー』という物語があって、本がボロボロになるまで読んだのを覚えています。

そして、ボルテージが上がったところで、またおもちゃで遊ぶ!

熱しやすく、そして冷めやすい子どもだったと思います・・・。

 

 

◆オリジナル・マシンの魅力

 

おもちゃの世界をいっそう盛り上げてくれる「物語」ですが、その魅力の一つに「オリジナル・マシン」の存在があります。

マンガにしか登場しない、強くてかっこいいマシン。ロボット。車。

主要キャラクターや主人公のマシンはおもちゃとして市販されますが、物語オリジナルのマシンは必ずしも発売されるとは限りませんでした。

ですから、欲しいと思っても手に入らない・・・。

もちろん自作なんかできませんので、その物語を読んで、いろいろと空想を巡らすことしかできませんでした。

 

また、当時の子ども向け雑誌には、「オリジナル◯◯◯コンテスト」みたいな募集企画がよくありました。

妄想で遊んでいた小学生は、自分以外にも全国にいたのでしょうか。

オリジナルゾイドコンテスト、ガンダムコンテスト、ミニ四駆コンテスト・・・

どれも盛況で、ハイレベルな大会だったと記憶しています。

私も大喜び&自信満々で応募しましたが、全敗!

 

 

当時の子どもにとって、紙上のお絵かきとはいえ、「自分だけのオリジナル・マシンを考える」という体験は、非常に楽しいものでした。

売っているおもちゃが全てではない。

改造したり、自分で全く新しいものを考えたりしてもいいということを、おもちゃの物語やコンテストが教えてくれたと思います。

 

 

◆創作のきっかけとしての物語

 

物語には、人の想像力を刺激するチカラがあると思います。

書かれてあることを読みながら、書かれなかった部分を勝手に想像する。

「ここはこうなのかな」

「こうだったら面白いな」

「もし自分だったら、こうするのに」

少年向けの物語の場合、そういった想像力の噴出先の一つが、自分だけのオリジナル・マシンなのでしょう。

 

私が小さい頃は、想像しても紙に書くことぐらいしかできませんでした。

しかし、これからは3Dプリンタがあります。

オリジナル・マシンを思いついた時、その子はすぐに「手にとって遊べるおもちゃ」として、自分だけのオリジナルおもちゃを作ることができる。

ツノをつけ、翼をつけ、大砲をつけて、納得いくまで改造することができる。

こどもにとって、その喜びはいかほどでしょうか。

おもちゃ制作サイドも、改造されることが前提となって、いろいろな改造用3Dデータを売り出すようになるかもしれません。

物語が、子どもの創作のきっかけになるということも、今後はどんどん増えると思います。

 

 

これからの子どもたちにとって、「自分のほしいおもちゃは自分でつくる」のが当たり前になっていくのかもしれません。

そしてその想像力、創造力をかきたてる存在として、おもちゃの物語の重要性も、ますます高まっていくのではないかと思います。