人類はまだ何も成し遂げてはいない

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『アイデアのヒント』(ジャック・フォスター著)より。

長めですが引用を。

 

すでに成し遂げられてしまったものなど、何一つとしてない。世界中のすべてのものは、これから成し遂げられるのを、新しいものに打ち負かされるのを待ち続けている。

 

最高の絵画はまだ描かれていない。最高の脚本はまだ書かれていない。最高の詩はまだ生まれていない。世界中を見わたしても完璧な鉄道はなく、非の打ちどころのない政府もなく、100%信頼できる法律もない。物理学や数学、また学問の特に先端的な分野は根底から変わりつつある最中だ。化学はまさに「科学」になりかかっている。心理学、経済学、社会学はダーウィンのような存在の出現を待ち望んでおり、ダーウィンの扱っていた研究分野は新しいアインシュタインの出現を待ち望んでいる。

 

もしエネルギーに満ちた大学生たちがこのことを教わったら、アメリカンフットボールやパーティーにうつつを抜かし、単位は落とし放題という大学生活を送ることはなくなるかもしれない。だが、彼らはこのことを教わらない。すでにわかっていることを学ぶよう教わるだけだ。こんな教育には何の意味もない。

 

 

これはアメリカのジャーナリスト、リンカーン・ステフェンズ氏が、1931年に書いた文章とのことです。

なんと、今から80年も前!

「昨日書かれました」と言われても違和感がないほど、迫力と真理に満ちた言葉だと思います。

 

私がこの本を読んだのは20代も終わろうとしていた時期でしたが、たいへんな興奮と感動を覚えました。

今日も、明日も、明後日も、決して消化試合ではない、ということを、氏のメッセージは改めて気づかせてくれました。

仕事に対する姿勢も、多少は変えることができたのではないかと思います。

 

 

氏の文章中にも言及があるように、本来は若者に向けられたメッセージなのでしょう。

 

日本では、多くの学校が、昨日から夏休みに突入したそうです。

学生さんが図書館や本屋に行く機会も、ひょっとしたら増えるかもしれません。

一人でも多くの若者が、この素晴らしき本に、そしてステフェンズ氏のメッセージに出会ってくれることを願いつつ、ひっそりと本エントリを投稿します。

 

 

人類はまだ何も成し遂げてはいない。

世界は、君たちが本気を出すのを待っている。

 

 

 

アイデアのヒント

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