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今こそ「読者参加型ゲーム」を復活させるべき

ゲーム

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「読者参加型ゲーム」というゲームをご存知でしょうか。

雑誌上で物語が展開し、読者は専用のハガキを送信することでその物語に参加する、というタイプのゲームです。

あれは自分が小学生の頃でした。

当時の雑誌(電撃スーパーファミコン)に読者参加型ゲームがあって、ものすごい衝撃をうけたのを覚えています。

その頃はオンラインゲームなんてありませんでしたので、

「大勢のプレイヤーが一つの仮想世界で冒険できる!」

という事実に感動を覚え、子供ながらに大変興奮しました。

 

 

◆読者参加型ゲームって?

 

読者参加型ゲームの流れをおおまかに書きますと

1.雑誌上で世界観やストーリーが提示される

2.読者は専用のハガキに記入することで、自分のキャラ(アバター)を作成する

    • 名前や顔、種族を決める
    • 定められたポイント内で、パラメータや特殊能力を設定する
    • 定められた金額内で、装備するアイテムを設定する
    • キャラの行動を決める(どこに行って、何をするか)

3.ハガキを送信

4.返信ハガキでキャラの行動の結果がわかる

  (アイテムを得た、モンスターを捕獲した、貴重な情報を得た等)

5.得られたヒントをもとに、翌号の専用ハガキに次の行動を記入して送信

 

・・・となります。

 

貴重なアイテムや、かっこいい称号(◯◯王)の数には限りがあります。

それをゲットした読者のキャラが誌面上で紹介されるわけですが、うらやましくて、うらやましくて・・・。

私が参加したのは「聖獣魔伝ビースト&ブレイド」という読者参加型ゲームでしたが、けっこう長期にわたって続いていたように思います。

(私自身は雑魚キャラのまま終了しましたが・・・)

 

 

◆オンラインRPGに継承されなかったもの

 

あれから20年が過ぎ、オンラインゲームが当たり前の時代になってしまいました。

「大勢のプレイヤーが仮想世界で冒険する」と言えば、誰もがウルティマオンラインファイナルファンタジーⅪなどのMMORPGを連想すると思います。

読者参加型ゲームは、オンラインゲーム普及前の「始祖」であり、そのエッセンスは、全てMMORPGに引き継がれた――――

そう思っていました。

 

しかし最近になって、読者参加型ゲームこそが、忙しい現代人には向いているのではないか、と考えるようになりました。

MMORPGには継承されなかった、読者参加型ゲームの隠された魅力。

それは「ゲームする時間がそんなにとれなくても、多人数RPGに参加できる」という点です。

つまり「放置型ゲーム」である、という点。

 

 

◆読者参加型ゲームの平等性

 

MMORPG、オンラインゲームのほとんどは、「プレイ時間が長いプレイヤーが有利になる」ように設計されています。

当たり前ですが。

1000時間プレイした人のキャラクターが、2時間プレイした人のキャラクターより弱かったら浮かばれません。

しかしそれは、裏を返せば、まとまった時間が確保できない社会人は、自由な時間がいっぱいある学生ゲーマーに絶対勝てない仕組みとも言えます。

 

読者参加型ゲームは、ハガキを出してしまった後は、何もすることがありません。

自分の行動の結果が記された返信ハガキが来るのを、ただひたすらに待つのみです。

一日10分しかゲーム時間が取れないサラリーマンも、一日20時間ゲームできるヘビーユーザーも、条件は同じ。

「行動の指示」を出してから「行動の結果」が得られるまで、プレイヤーは見守ることしかできない、という放置ゲームのシステムは、この点で非常に平等な仕組みだと思います。

月刊誌の読者参加型ゲームは、1ヶ月単位の放置型ゲームだったのです。

 

まあそれでも、早期にゲームに参加したほうが有利、というアドバンテージは残るため、完全に平等なゲームにはならないでしょう。

ゲーム内の自由度を高めることで、多少は後発のプレイヤーでも挽回できるようになるかもしれませんが、ゲームバランスの調整が難しそうですね。

昔の読者参加型ゲームは、アナログの時代ですので、編集部の方が大変な手間をかけて運営されていたそうです。

オンライン全盛の今なら、管理運営も少しは楽になるのでしょうか。

 

読者参加型オンライン放置RPG、どこか作ってくれないでしょうか。

「聖獣魔伝ビースト&ブレイド」のリベンジがしたい!

 

 

(関連エントリー)放置型ゲームをやってみた