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「お金の稼ぎ方」という授業はタブーなのか

時事・社会

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「いかにしてお金を稼ぐか」を学校教育で教えるべきだ!

・・・などと主張すると、正気を疑われるかもしれません。

しかし、これほど社会が不透明になると、お金を稼ぐ手法について、最低限のことは学生時代に知っておくべきではないか、と思うのです。

楽して大儲けしようという「金の亡者」的な意味合いではなく、本当にやりたいことをしながら人生を生き抜いていく「サバイバル術」的な意味で。

 

 

■盤石ではなくなった就職という稼ぎ方

 

これまでは「お金の稼ぎ方」なんて知る必要はなかった、のだと思います。

懸命に勉強して、いい大学に入り、いい企業に入れば、あとは企業が面倒みてくれる。

リスクは少なく、給料はどんどん上がる。

企業に就職することが、「お金を稼ぐ」黄金パターンでした。

(偉そうに書いている私自身も、当時は深く考えることなく就活し、就職しました・・・)

 

しかし、今やその黄金パターンも崩れつつあります。

グローバル化の進展と終わりなき不景気。

上がらない給料。

吹き荒れるリストラの嵐。

そして「採用抑制」という若年層への一方的な負担押し付け・・・。

 

学生(若年層)にとって、たいへん不利な状況であるにもかかわらず、手持ちのカードが「企業に就職してお金をもらいたい」という一枚だけでは、足元を見られ、ますます不利な状況に追い込まれてしまいます。

 

 

■多様化する稼ぎ方

 

では他にどんなカードがあるのか?

起業?どうやってするのか?

近年、若者による起業が増えたと報道されているけど、実際はどうなのか?

インターネットを使って、どんなことができるのか?

ブログだけで食べている人がいるって本当?

社会活動の資金を、大勢の人から少しずつ募ることは可能?

「自分の時間を切り売りする」以外に、生活費を稼ぐ方法はないの?

 

これらのカードの一枚一枚は、非常にもろいものです。

「高度成長期の大企業就職」以上に強力なカードは、そうそうありません。

というか、日本ではもう二度とお目にかかれない可能性が高いと思います。

「無敵のジョーカー」はもう失われた、という事実。

そして、他にどんなカードがあるのか、という知識。

それらは、これから生き方・働き方を決めようとする若者にこそ、必須の情報ではないでしょうか。

 

 

■自分のやりたいことを諦めなくていい社会

 

私は決して、企業に就職するなと主張しているわけではありません。

自分の本当にやりたいことが、企業でしか実現できないのであれば(最先端の研究開発など)、迷わず就職すべきでしょう。

しかし、お金を稼ぐために、自分のやりたかったことを犠牲にしてまで、どこかの企業に就職する、というのは、あまりに「もったいない」と思います。

 

 

自分の人生で本当にやりたいことが見つかったとき、マネタイズする手法をうまく組み込むことができれば、趣味やボランティア以上の取り組みができるかもしれない。

ひょっとすると、それを一生の仕事にできるかもしれない。

企業に就職するにしろ、しないにしろ、人生の選択肢を増やすという意味において、「お金の稼ぎ方」は重要な教養ではなかろうか、と思うわけです。

 

もし今後、大学生活が、単なる「企業選択の猶予期間」ではなく、「自分の人生を切り開くための出撃準備期間」に変容していくならば、【最低限の生活費を稼ぐ】というスキルは、むしろ必修科目並みに重要なものになってくるのではないかと思います。