「作品」としてのゲーム。「サービス」としてのゲーム。

小学校入学前からファミコンにどっぷり浸かっていた私にとって、ゲームソフトは一つ一つが「作品」という感覚でした。 ゲームクリエイターの方々が精魂込めて作り上げた「作品」。 しかし最近では、ゲームは「作品」というよりも、「サービス」として創り出…

シミュレーションゲームの題材

前回のエントリーでは、「デジタルゲームのほとんどはシミュレーションゲーム」という考え方について書いた。 楽しいことを疑似体験するゲーム=シミュレーションゲームと考え、以下のような概念図を用いて考察を試みた。 今回はこの概念図のうち、「何を疑…

疑似体験としてのゲーム

前回のエントリーで「ルールと世界観の比率」に注目したゲームの分類軸について考えてみた。 今回はその続きとして、世界観・臨場感に重きを置いたゲーム(軸の左側)について、もう少し掘り下げて考えてみようと思う。 ◆ゲームのほとんどはシミュレーション…

ゲームにおける「ルールと世界観の比率」

ゲームの分類にはいろいろな手法があるが、ゲームのもつ「ルール」と「世界観」の比率に注目した分類軸について考えてみた。 ◆軸の右側:ルール重視のゲーム 軸の右端は「ルール:1、世界観:0(ほぼゼロ)」のゲームである。 三目並べやオセロ、囲碁、チ…

「銃・病原菌・鉄」を読んだ感想

ジャレド・ダイアモンド氏の名著「銃・病原菌・鉄」がKindleで電子書籍化されたそうです。 私は紙の本で読みましたが、大変面白く、興奮を覚えた一冊でしたので、これを機に感想を書いてみたいと思います。文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類…

「レイヤー化する世界」を読んだ感想

レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/06/05メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る佐々木俊尚氏の新著『レイヤー化する世界』を読みました。 「今、世界…

3ヶ月以上も休んでしまった・・・

突然仕事が忙しくなり、3ヶ月以上もブログを休んでしまいました・・・。 反省。ぼちぼち復帰に向けてリハビリしないと・・・。

「レゴブロックで作った世界遺産展」に行ってきた

「『レゴブロック』で作った世界遺産展(PART-3)」が福岡で開催されてたので行ってきました。 公式サイトまずはイムズ8階の会場へ。 厳島神社がお出迎え。美しい。 ベトナム「フエの建造物群」 【「PIECE of PEACE」売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連…

時間の「節約」と「贅沢」について

お金と時間は、両方とも大切なものです。 ですが、お金を節約することと、時間を節約することは、ちょっと勝手が違うのではないかと最近考えています。 ◆お金の節約、時間の節約 お金の大切さは、いまさら言うまでもありません。 日本中の誰もが財布とにらめ…

「機械との競争」を読んだ感想。機械は人間の仕事を奪うのか?

機械との競争作者: エリク・ブリニョルフソンMITスローンスクール経済学教授),アンドリュー・マカフィー(MITスローンスクール),村井章子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2013/02/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (1件) を…

HDに頼って生きてきた私は、社会に出たとたん深刻なメモリ不足に陥った

ちきりん女史がブログで「仕事の超重要スキル」について書かれていますが、その中に「マルチタスク・マネジメント」に関するエントリーがありました。 Chikirinの日記 めっちゃ重要な基礎スキル その1 実は私、このマルチタスク・マネジメント(同時に複数…

みんなで教科書を作ったらどうなるか

先日、こんなニュースがありました。 ・大学生が高校の教科書を作成、検定に合格し授業に採用(ITmedia 2013年1月15日) ・大学生が教科書発行・・・検定合格(読売新聞 2013年1月29日) 「こういう教科書があったらいいな」との思いから、自分で教科書を執…

「弱くても勝てます」を読んだ感想

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー作者: 高橋秀実出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09/28メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 288回この商品を含むブログ (22件) を見る超進学校として知られる開成高校。 本書はその硬式野球部の活動を追…

ブログに書き残しておくことの意味

昔書いた記事を読み返してみると、なかなかに感慨深いものがあります。 「一年前はこんなこと考えていたのか・・・」と、自分が書いた内容に驚くこと(呆れること)もしばしば。 ここはこう書けば良かったのに!と書き直したくなったり、こんなこと書いたっ…

2013年

明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。

年末のご挨拶

2012年を振り返って、一番の私的ニュースは何かというと、それは間違いなく「このブログを続けられたこと」です。 私は飽きっぽい性格なので、週一ペースとはいえ、ブログを継続できて自分でも驚いています。まさか本当に一年間続くとは・・・。 実際に自分…

2012年、面白かった本5冊

早いもので、2012年も大晦日。 今年読んだ本の中で、特に印象に残った本を5冊挙げてみようと思います。 5:MEDIA MAKERSMEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体作者: 田端信太郎出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2012/11/12メディア: 単行本(ソフトカ…

「復興の書店」を読んだ感想

復興の書店作者: 稲泉連出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/08/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 61回この商品を含むブログ (6件) を見る東日本大震災で被災した書店員の方々の、再起の歩みを追ったルポルタージュ。 この本には、驚くべき現実が記さ…

おもちゃの物語が子どもの創造力を刺激する

小さい頃、私はよくおもちゃで遊びました。 レゴやゾイド、ガンダムのプラモデル、ミニ四駆などなど・・・ 家にはファミコンもありましたが、実際に手にとり、走らせたり、動かせたりする喜びは、TVゲームでは味わえないものだったと思います。 そして、そ…

「MEDIA MAKERS」(メディアメイカーズ)を読んだ感想

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体作者: 田端信太郎出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2012/11/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 41回この商品を含むブログ (3件) を見る 田端信太郎氏の著書『MEDIA MAKERS』を読みました。 …

タブレット初心者がキンドル購入

Kindle Paperwhite 3G出版社/メーカー: Amazon.co.jp発売日: 2012/11/19メディア: エレクトロニクス購入: 44人 クリック: 6,381回この商品を含むブログ (69件) を見る アマゾンの電子書籍リーダー、キンドル(Kindle Paperwhite 3G)をついに購入! 何日か使…

「自分のすべてをつぎ込んだ」と言えるもの

◆中村文則氏の言葉 以前、日本経済新聞に芥川賞作家・中村文則氏に関する記事が掲載されていました。 それは長編作品『悪と仮面のルール』刊行についての記事だったのですが、その中で中村氏の次のような言葉が紹介されています。 「本当に疲れた。何もかも…

「MAKERS(メイカーズ)」を読んだ

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる作者: クリス・アンダーソン,関美和出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/10/23メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 642回この商品を含むブログ (18件) を見る 「ロングテール」「フリー」の著者、クリス・アンダーソン氏…

実社会におけるHPとMP

ちょっと前のことですが、Twitterで非常におもしろいツイートを見かけました。 つまりはストレスによるダメージは金を使わないと復活しないわけなんですよ。前に漫画家の人が、寝たり休んだりでHPを回復しても作品は作れない。寿司食ったり鞄買ったりしてMP…

センスへの投資

◆良いものを買うか、好きなものを買うか 買い物をするとき、インターネットは本当に便利です。 ちょちょいと検索すれば「安くて良いもの」「顧客の評価が高いもの」が簡単に見つかります。 しかしその一方で、私のような優柔不断な人間にとっては、直感でい…

一度きりの化学反応

本を読んでいる時、「書かれてある内容」と「脳内の断片」が結びついて、思いがけない発想が膨らむことがあります。 まったく違う分野の知識と結びついたり、自分の過去の経験と結びついたり。 本を繰る手をとめて、考えに耽ってしまうこともしばしば。 読書…

ウェブサービスをマンガの技に例えてみた

◆ブログ・個人のウェブサイト・・・・【自動操縦型スタンド】 本体が寝ている時も仕事している時も、ネット上で休みなく活動する。 主な活動内容は「本体の考えを訪問者に伝える」「物を売りつける」など。 エントリーを書けば書くほど成長する。 コグレマ…

「色」の作り貯め

先日の日経新聞にイラストレーター・町山耕太郎氏へのインタビュー記事が掲載されていたのですが、その中に気になる一文がありました。以下に引用。 『色づけは、実際に絵の具で色を作り、スキャナーでパソコンに取り込んだものを使う。 ぬらした画用紙に黄…

日本人の仕事は今後どうなるのか

【読了目安:7分】 日本の雇用に関して、暗いニュースが続いています・・・。 今、この国でいったい何が起きているんでしょうか。 ちょっと自分なりに考えを整理してみました。 まず、日本人が就く仕事を、便宜上2つに分けてみます。 「日本国内の仕事」…

脈々と受け継がれていくもの

競馬は「血のスポーツ」と言われています。 強い馬の血を残し、さらに強い馬をつくりだす。 様々な配合が試され、優秀な血統だけが後世に受け継がれていきます。 強い血統だけが残され、結果を出せない血は淘汰されていく無情の世界ですが、おもしろいのは…